悪戦苦闘

そんなこんなで、認知機能に全く問題ない(?)ジィを引き取るも悪戦苦闘の日々は続く。

例えば、散歩の帰りが遅い時は道に迷っているのでスマホのGPSを頼りに車で探しに行くのだ。やっとの思いで見つけ出して自宅に連れ帰る。車からジィを降ろして安堵したのも束の間、迷うことなく隣家へと歩き出すジィ。そして燐家の玄関先でドアを開けろと騒ぎ出す。そんな有様なのだ。

家事についてもとんちんかんで、洗濯用洗剤の代わりに漂白剤を洗濯機に入れてしまう。むろん洗濯物すべてシボリ染めか?と見紛う惨状。

こんなんで何年もつだろう?と不安になることしばしばなのである。

親の介護問題、なんとなく覚悟はしていたつもりではあったけど、いざその時になると介護に対する知識もなく何の準備も出来ていないことに愕然とし、己の不甲斐なさに情けなくなる。

焦らず、少しずつ。