家、ついて行ってイイですか?

若い頃、NASDA(現JAXA)にお勤めだったという父親が晩年ボケてしまい、介護を通して親子の距離を縮められたという息子さんが出演されていた。状況はちと違うが自身にも通ずるところがあって涙腺崩壊。テレ東かしら?良い番組だな。

「どんなに立派な人生を歩んだとしてもやがては老いて、最期は皆、同じように」的なことを出演していた息子さん(だったかな?)が話していたが、かの遠藤周作氏もエッセイでそれと似たような事を何度も書いてたな、そういえば。

10代前半から独り暮らし・・・そんな生活が長かった私は、親と住むのも最初は戸惑った。今は随分慣れたものだが、ちょっとしたことでイラッとして高嶋ちさ子ばりの暴言を吐いたりもする。親子だから「まぁ許せ」と思うのだが、その反面、”親しき仲にも礼儀あり”だなと反省しきり。おそらく「誰かしらが側に居る」ということに慣れ過ぎて、その幸せに甘んじている現状だ。

番組の終盤で、亡き父を偲んですすり泣く息子が映し出された。

近い将来、私もそうなるかな?

介護はいつか必ず終わりが来る。

必ず終わってしまうことを、肝に銘じておこう。