××警察に到着すると、警官Aが、丁寧に出迎え保護された状況をこと細かく説明してくれた。
その警官Aの背後で気まずそうに笑うジィ。ひとまず安心していると、どこからともなく警官Bが現れた。
警官B「お父様は、認知症ですか?」
結構な大声である。ジィ本人が一番気にしていて、今はとてもナーバスな時期。
本人を前にして「ハイ認知症です」とも答えられず、苦笑でごまかした。
あれこれ書類にサインをし、ジィを連れて警察署を出た途端、水を得た魚のようにしゃべりだすジィ。
ジィ「今日は、みんなやさしかったな。」
私「よかったょ。」