休日の朝、掃除機をかけていると床に何やら
けけけ・・血痕がっ。
またもや髭剃りでヘマでもしたか?それとも靴擦れ?
私「何これ怪我したの?」
ジィ「昨日、転んだんだろうな。」
ふとジィの手もとに目をやると、ざっくりと切れている。
「ひぇ~!」とあとずさる私。
「今すぐ病院行くぞ!」とジィを急きたて近くの病院へ。
受付の女性にどうして怪我したのか聞かれると、「転んだんじゃないか?」とシドロモドロに答えるジィ。
本人曰くあまり憶えていないらしい。
しばらくして今度は看護師がやって来て、どういう経緯でこうなったのかと更に詳しく聞かれる。
面倒くさそうに的を得ない答えを繰り返していたジィだったが
「転んだからか?」と逆に看護師に質問しだす始末。
そこでようやく看護師はジィさんがボケてることを察したようだ。
フィジカルアセスメント終了。
そしてジィが呼ばれ診察室へ。
開口一番「どうしてそうなっちゃったの?」とT医師。
本日3度目の同じ質問にジィがついにぶち切れた。
「んだからさっきから分からねーって何回も言ってんだょ!」
咄嗟にジィの頭をひっぱたきそうになったがグッと堪え、ただただT医師にひたすら頭を下げる私。
ボケジジィに悪態をつかれながらも「そうか、分かんないか~」と上手になだめながら手際よく傷口を縫合するT医師。
お医者さんって、やっぱり凄いです。
最近のジィは突然怒り出したり辻褄の合わない話しを繰り返したり、手に負えませぬ。