祟りじゃ

ガラケーが全盛期だった頃のこと。

ある日突然、携帯に迷惑メールが届いた。最初の頃はスルーしていたが、届く頻度が徐々に増えていく。迷惑メール対策をするもさほど効果なし。

「はじめまして女子中学生○○で~す!・・・・・・略・・・・・・メール待ってます♡」

⇒ 誰だょってかんじです。

「あなたに100万円が当たりました」

⇒ 応募してねーし

迷惑メールは増え続け、見るに堪えない画像ファイル付きのメールが大量に送られてくるようになる。たった1枚の画像データを送るのに下手すりゃ数十秒かかっていた時代、通話するにも支障をきたすようになっていた。

しょうもないメールの数々にイライラがピークに達し、アタシの中の何かが切れた。あろうことか「通報します」と返信してしまうのである。この手のメールに一番してはいけないこと、タブーを承知の上でだ。

そして、その翌日から地獄を見ることになる。一日なんと数千通の迷惑メールがひっきりなしに届くようになったのだ。Dos攻撃ならぬメール攻撃。迷惑メールの嵐、嵐、嵐。更に犯罪じみた内容のメールまで送られてくるようになり、「通報します」の言葉通り、本当に警察に駆け込むことになったとさ。

懲り懲りですわ。

触らぬ神に祟りなし・・・とな。